トイレのトラブルではトイレタンクにまつわるトラブルが最も多くなっています。
タンクには大量の水が溜まっているので、水位が上がったり何かあると、一気にトイレタンク下の床が水漏れで水浸しになってしまいます。
しかもトイレタンクは、普段なかなか開けてみることがありません。トイレタンクは水漏れなどのトラブルが無いかぎり開けることがほぼありません。つまり、本格的に壊れるまで異常に気が付くことが出来ないことが多いのです。
また、トイレは使用後に水を流しますが、あの時にどのくらいの水が流されているかご存知でしょうか?
トイレは古いタイプだと17~18リットル、新しいタイプでも7~8リットルもの水を流しています。ペーパーや汚物を下水までしっかり流すにはそれだけの量の水が必要ということです。それだけの量の水がトイレタンクに溜められているということです。
しかもトイレタンクは当然のことながら、自動的に水を内部に補給する仕組みになっています。何かトイレタンクに異常が発生した時には、トラブルに気が付かない限り、永遠に水漏れが続くということになります。
トイレタンクの不具合トラブルを具体的にあげると、レバーが戻らない、いつまでもタンクから便器へ水が流れ続ける、タンクから水がポタポタ落ちて来るなどという事例があります。中には水道代の異常な増加でトラブルに気付くということもあります。
トイレの水漏れが発生したら、確認する場所は大きく分けて2ヶ所あります。
一つ目はトイレタンクの外側、二つ目はトイレタンクの内側です。
トイレタンクの外側に異常が発生した場合は、漏れた水は床に溜まっていきます。
ところが、トイレタンクの内側で異常が発生した時には、漏れた水は便器の中に流れて行ってしまいます。なので、パッと見で水漏れが発生していることに気付けないことが多くあります。
ずっとチョロチョロと水が流れる音が続いたり、手洗い管からポタポタと水が落ちる音が聞こえて来たら漏水に要注意です。
トイレタンクの異常に限らず、トイレのトラブルが発生したら絶対真っ先にしてもらいたいことがあります。
ズバリ<止水栓>を閉めること!!
トイレタンク回りにある止水栓を閉めると、トイレタンクに水が行かなくなるので、現状以上の水漏れ被害を防ぐことができ、その後の確認や作業も落ち着いて行うことが出来ます。