自動水栓とは、水道に蛇口にセンサーがついていて、手をかざすだけで水が出るもののことです。タッチレス水栓、センサー水栓とも呼ばれます。
設置場所として多いのは、やはりキッチン、そのほか洗面所やトイレの手洗い器でもよく使われています
<家庭で自動水栓を採用するメリット4つ>
1,蛇口に触らずに使える
最も大きなメリットは、蛇口やハンドルに触らずに水を出したり止めたりできること。キッチンで手が汚れていても、さっと水を出せるのでストレスがありません。
また、最近は感染症対策として手を洗うシーンが増え、洗面所やトイレでもこのメリットが注目されています。
2,節水対策になる
こまめに水を止めやすい自動水栓は、節水にも効果を発揮します。顔を洗っている間、つい水を出しっぱなしにしてしまうこともありますが、センサーに手をかざすだけなら、簡単に止められますよね。
手洗いの回数も増えていますので、節水が期待できるのは助かりますよね。
3,水が飛び散りにくい
手動式の水栓だと、濡れた手でレバーやハンドルを触るので、どうしても水が飛び散ってしまいます。そのままにしておくと、見た目にも美しくありませんし、水垢も付きやすくなります。
4,誰にとっても使いやすい
手をかざすだけ、という簡単な動作は、誰にとっても使いやすい水栓です。小さなお子様でも一人で気軽に手を洗うことができ、確実に水を止めることができるので、安心して使わせることができます。
ご高齢の方でも簡単に操作できるバリアフリーデザインです。誰でも安心して使えるのは大きなメリットです。
<自動水栓のデメリット3つ>
1,センサーの感度に慣れが必要
センサーで操作するため、意図した通りに動かない場合、ストレスを感じる方が多いです。ちゃんと手をかざしたのに水が出ないという感度不足だけでなく、感度が良すぎてたまたまセンサーの近くに手があっただけで水が出たというトラブルもあります。
2,機種によって、自動の範囲が違う
上位機種では、水温調節や水量調節、浄水と水道水の切り替えなど、多くの機能が自動になっています。しかし、グレードが下がると、一部が手動になってしまう場合も。価格や使用頻度とのバランスを見ながら機種選びをしたいですね。
3,停電時の対応を知っておく必要がある
自動水栓は、電源を使用しているため、停電時には手動モードに切り替える必要があります。電気がなくても動きますが、急な停電で慌てないよう、切り替え方法を知っておきましょう。
自動水栓には電力供給の方法で2種類があります。
①コンセント式
水栓のすぐ近くにコンセントを設置し、そこから電力を供給するタイプです。コンセントが近くに必要で、停電時には手動でしか使えなくなります。
②バッテリー(電池)式
コンセントが不要で、乾電池で動くタイプです。停電でも使用できますが、定期的に電池の交換が必要です。
手動式の水栓を、後から自動水栓に変更することは可能です。
コンセントがない場所でも電池式を選べば問題なし。様々なメーカーから後付け用の自動水栓が出ていますので、デザインや機能によって選ぶことができます。